1. この補助金で解決できる経営課題
自社の技術やノウハウを国際市場で広げたいが、標準化の知識や体制が不足している。海外展開を見据えた規格づくりに取り組みたいが、どこから手をつければよいかわからない。こうした課題を抱える経営者に向けた支援制度です。
この補助金は、以下のような取り組みを対象としています。
- 国際標準化機構(ISO)や国際電気標準会議(IEC)などへの規格提案活動
- 自社技術を国際ルールに反映させるための調査・研究・会議参加
- 新市場創造につながる標準化戦略の策定と実行
国際標準化は時間も費用もかかる取り組みですが、成功すれば自社製品の競争力を大きく高めることができます。この補助金を活用することで、標準化活動の負担を軽減しながら、海外市場での優位性を築く第一歩を踏み出せます。
2. 活用できる企業のイメージ
実際に想定される活用例
この補助金を使うと、どんな改善ができるか
導入前の課題・導入する設備やシステム・導入後の効果を、業種別に整理します。
食品・資材などを扱う卸売業の例
導入前の課題
- 商品情報や在庫情報がExcel中心で分散管理されている
- 部門間でデータ連携ができず、在庫偏在や納期調整が発生しやすい
- 手入力・転記作業が多く、確認工数が膨らみやすい
導入する設備・システム
- 基幹システム(受発注・在庫・売上データの一元管理)
- ハンディスキャナー(入出庫・棚卸・在庫照会を現場で即時登録)
- モバイルプリンター(出荷明細・ラベルを現場で即時印刷)
導入後の効果(見込み)
- 入力・照合作業の省力化により、工数削減が期待できる
- 在庫更新の即時反映により、誤出荷や在庫偏在の抑制につながる可能性があります
- 部門間の連携改善により、提案力向上が期待できる
複数店舗を運営する小売事業者の例
導入前の課題
- 店舗ごとに売上・在庫の見え方が異なり、本部での判断が遅れがち
導入する設備・システム
- POS・在庫クラウドの導入
- 本部ダッシュボードでのKPI可視化
導入後の効果(見込み)
- 欠品・過剰発注の抑制や、施策のPDCAが回しやすくなる見込みです
現場と事務所の情報差が課題の建設事業者の例
導入前の課題
- 図面・変更履歴の共有がメール依存で、現場確認に時間がかかる
導入する設備・システム
- クラウド文書・図面共有
- モバイル端末での施工日報・写真記録
導入後の効果(見込み)
- 情報共有の迅速化により、手戻り抑制や工数削減が期待できる
上記は公表情報をもとにした活用イメージです。対象経費・補助額・採択可否は制度、申請内容、審査により異なります。最新情報は公式情報をご確認ください。
【活用例】製造業を営む中小企業の経営者が、自社で開発した省エネ技術を国際規格に反映させるため、ISO への提案活動に取り組みました。専門家との連携や国際会議への参加を通じて、技術の優位性を国際的に認知してもらう機会が広がり、海外からの引き合いが増える可能性があります。
【活用例】IT サービスを提供する企業の経営者が、新しいデータ管理手法を業界標準として確立するため、標準化団体への参加と規格案の作成を進めました。業界全体での採用が進めば、自社サービスの信頼性が高まり、新規顧客の獲得につながることが期待できます。
【活用例】医療機器メーカーの経営者が、安全性に関する新しい評価基準を国際標準として提案するため、海外の研究機関との共同研究を開始しました。標準化が実現すれば、製品の国際展開がスムーズになり、市場拡大の足がかりになると考えられます。
3. 補助額・補助率・申請期限
制度仕様サマリー
令和8年度国際ルール形成・市場創造型標準化推進事業費補助金(2次公募)
- 補助上限
- 公募要領で要確認※公募要領をご確認ください
- 補助率
- 公募要領で要確認※公募要領をご確認ください
- 申請期限
- 2026年9月8日
- 対象地域
- 対象地域を確認
- 対象経費
- 公募要領で確認※対象経費は公募要領で確認
掲載内容は公表情報をもとにした参考情報です。補助額・補助率・対象経費・採択可否は制度、申請内容、審査により異なります。最新情報は必ず公式情報をご確認ください。
補助上限額と補助率については、公募要領で要確認となります。申請期限は2026年9月8日です。対象地域は全国となっており、都道府県による制限はありません。
国際標準化活動は長期にわたる取り組みとなるため、事業計画の段階で費用の見積もりと資金計画をしっかり立てることが重要です。公募要領には対象経費の詳細や申請時の注意点が記載されていますので、必ず確認してください。
申請を検討される際は、自社の技術や取り組みが国際標準化にどのように貢献できるか、明確に説明できる準備を整えておくことが求められます。
4. 申請の流れ(4ステップ)
申請の流れ(一般的なステップ)
対象業種・規模・経費要件を公募要領で確認
補助事業の目的・内容・効果を整理して計画を策定
必要書類を揃え、電子申請システムで提出
採択後に事業を実施し、実績報告・精算を行う
※ステップ・手続きは制度により異なります。必ず公式情報をご確認ください。
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公募要領の確認と自社の要件チェック
公募要領を読み込み、自社の技術や取り組みが対象となるかを確認します。標準化活動の実績や計画の具体性が求められる場合があります。 -
事業計画書の作成
国際標準化に向けた戦略、実施体制、期待される成果を明確に記載します。専門家との連携や国際会議への参加予定なども盛り込みます。 -
申請書類の提出
事業計画書、経費の見積書、会社概要などの必要書類を揃えて提出します。提出期限は厳守してください。 -
採択後の実施・報告
採択されたら計画に沿って標準化活動を進め、定期的に進捗を報告します。経費の使途や成果物の提出が求められます。
5. まずは無料相談から
補助金の活用を検討される際、「自社が対象になるか」「どの補助金が合っているか」といった疑問は、制度を調べるだけでは解消しにくいものです。
NTS(日本提携支援)では、補助金を使った経営課題の解決策をご一緒に考えることを大切にしています。申請書類の作成代行ではなく、「どの補助金をどう活用するか」という戦略の設計と、採択後も含めた伴走支援がわたしたちの役割です。
「まだ検討段階」「本当に使えるのか確かめたい」という段階でも、ぜひお気軽にご相談ください。